舞台、海辺のカフカ。
演者の皆様、スタッフの皆様、一先ず、東京楽お疲れ様でした!!
最後のカーテンコール。
この舞台が決まった時に見たかった景色が。
むしろ、それ以上の景色が、目の前に広がっていて。
本当に幸せな気持ちでいっぱいでした。
彼の充実した顔。
穏やかな顔。
たまらず流れた涙。
すべて宝物です。
初日、中日、千秋楽と3回観させていただきましたが、
私の中では、千秋楽にして彼は完全に「タフになろうとしている15歳の少年」になっていました。
顔が、15歳なのです。
私も見たことのある「あの頃」の顔なのです。
戸惑う瞳や手の仕草。
なにひとつ変わらない彼が、カフカとしてそこにいました。
私が見た中で、皆さん、一番穏やかだったような気がするのです。
みな、演じるのではなく、そこに生きていました。
同じ舞台を3度も観たのは初めての経験でしたが、3度とも全く違う空気で、
新しい発見がいつもあって、
とてもとても楽しかった。
優弥くんの「今」をリアルに感じることができて本当に良かった。
次のお仕事が本当に楽しみです。
もう、大丈夫。
この約一月で、君はだいぶタフになったよ。心からそう思う。
舞台自体の感想はまた後日。
できるだけ早めに、いろいろと描きたい。
覚えているうちに。
あの入り口の中で、必死になっている時のように。
個人的に、カラスと呼ばれる少年が愛おしくて仕方なかったです。
それは同時にカフカが愛おしいと言うことにもなるのです。
そして、観劇後は必ず友人と「はせがわひろきとはなんなのか」と言う疑問が浮上し、
今日は「世の中には男性、女性、はせがわひろきと言う性別が存在する」というファンタジーで話がまとまりました(残念な着地点)
大島さんという役が大変特殊で、そしてそれを演じられるのははせがわさんしかいない、が故の着地点なので仕方ない!(いいのか)
いろいろ含めて(笑)、本当に、とても幸せで、とても楽しい約一ヶ月でした。
カーテンコールで演者と手を繋いで現れた蜷川さんに感謝、感謝、感謝してもし切れません。
氏が彼をここまでタフに育ててくれました。
今までの積み重ねを、すべて受け止め、成長させてくださったと思います。
そして、初日も千秋楽もいらっしゃっていた奥様!!
おまいさんほんと、いい嫁をもらったなぁ(感涙)
いろんな人に支えられ、そしてこの作品をきっかけにたくさんの人と繋がって。
その輪が、彼のこれからを、ますます充実したものにしてくれますように。
しかしまだカフカは終わっていません!
大阪公演があります。
私は行けませんが、最後まで見届ける友人に気持ちを預けます。
最後で怪我なく、また、穏やかに、カーテンコールの時を迎えられますように。