Blue Noise

なんでもない日々をつづります。
これからもずっとレディゴー!
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2012年版 舞台「海辺のカフカ」(5/3、5/12、5/20)

また随分と間が空いてしまいました。もう2年です。
それでも、シガー・ロスを聞けばあっという間にその時を飛び越えます。

本当に今更新しよう!と言うのは突然思い立ってだったんですが、
今日は2014版のの方の千穐楽だったのですね。
気になりつつも行けず仕舞いでした。
ちょっと、見るのが怖かった気持ちもあるのかもしれない。
私の中のカフカはやはり、彼だけなのだと思います…
でも、あの舞台がこうして続いたこと、とても嬉しく思います。
いろんな人にあの世界が、時に痛く、大切なモノになりますように。

***

私は今、大きく深呼吸をしながらあの椅子に座っている。
一番最初は、とにかく祈るような気持ちだった。

初日の次の日の自分の生の声を書いておく。


始まる前、とにかく祈ってた。
どうか、カフカとして生きられますように。
どうか、カーテンコールでの表情が充実したものでありますように。
どうか、どうか。

最初のワンシーンで、すべて掻き消された。
震える手も、息を大きく吸い込むのも、すべて「カフカ」だったんだ。


今更ながら、舞台「海辺のカフカ」を、
記憶が許す限りしたためた絵と一緒に思い出していきます。

いつもながら、あくまで自分メモなのでかなり抽象的です。
なんとなく流れの通りになってますが、
描いた絵の話をするので飛んだりします。
ゆっくりと暗くなり、場内に響くSigur Rosの「Vaka」。
今ではもう、パブロフの犬のようにこのイントロを聴くだけで涙腺が緩む。

舞台の奥からクリスタルケースに囲われたカフカの世界が押し寄せてくる。
一つひとつゆっくりと流れてくる。
その中のひときわ小さな箱の中で、カフカが眠っている。



カフカの箱を移動しているのはカラスと呼ばれる少年。
大事に、注意深く運んでいる。

(その様は「青の炎」を彷彿とさせた。)
(あの二人がリンクすると言う事は、私にとってはたまらない気持ちになる。)

初日。
2列目と言う席の近さもあるけれど、目に見えてわかる、
肩でするような荒い息づかい。
緊張がひしひしと伝わる。

だんだんと音楽が小さくなっていき、カフカが旅立つ前の、
父の書斎でのカラスと呼ばれる少年とのやり取り。

二人でソファに座り、砂嵐を想像する。
ゆっくりとお互い瞳の前に手を持っていき、眼を伏せる。
眼を伏せながらカフカは、カラスと呼ばれる少年の言葉に合わせて身をよじる。
砂嵐の中を進んでいく。

その光景が、小説そのままで。
そこにある世界と、そこにいる彼とで、もう胸がいっぱいになって涙が出てしまった。

やがて鳥の羽ばたく音が聞こえ、カラスと呼ばれる少年が、
カフカの耳元でこうささやく。

“君は 世界で一番 タフな15歳になる”


持ち物の説明も一つひとつ。
鹿の皮を剥ぐためのナイフ。
父の携帯。
姉との写真。

「なぜ僕はこんなに楽しそうなのだろう。」

キャップを被ってリュックを背青い、彼は旅立つ。
サービスエリアで、「さくら」と出会う。



(サトエリちゃん、すんげーかわいいの。ほっそい。)
さくらのマシンガントーク。
「袖触れ合うも〜〜〜なんだっけ?」
「多生の縁?」(って言うきょとん顔のかわいさ)
「そうそう!」

君はあの子にそっくりなんだよね〜なんだっけ?
ここがどこかなんて関係ないよ!
そろそろ時間だ、行こう!

そこにある世界。
とにかくそこにある世界に感動する。
若い女性に話しかけられてそわそわするカフカがなんともかわいかった。



ナカタさん。
途中で、戦時中のあの広場での出来事を自白するシーンがあり、
そこで意識を失ってしまったナカタくんの話が出る。
そこでナカタさんの登場。

ゆっくりと客席の通路をまわり、下手の階段の上でぐるりと辺りを見回している。
それが絵の右側のイラスト。
ナカタさんだけがライトに照らされ、その表情からは、
これから起こる全ての事を受け止められる、温かい心を感じる。

左上は、二幕でホシノちゃんに石をひっくり返すように頼み、
一緒に力が入って顔が真っ赤になってしまっているところ。かわいかった(笑)

そしてその下はホシノちゃんに四国までつれてきてもらって、
ホシノちゃんに石の説明をしているときに、
ハンバーガーをほおばりながら「なかなかに危険であります(むふふ)」としているところ。



カフカが旅に出てすぐ、記憶をなくして目覚めたとき。
席が1階の前方であることが多く、いつもカラスの声が後ろから聞こえた。
その瞬間がなんだか好きだった。



大島さんとの再開。
テラス、劇中では木々の中のベンチに座って昼食を取っている大島さん。
その黙々と食べる姿がまるで小動物のようでとても可愛らしかった(笑)
要所要所でカフカの肩や腰に手をおいたりするんだけど、その仕草がとてもフェミニンで紳士でしなやか。
思わず見惚れてしまう。



夜、カラスと一緒に本棚の前で本を読むカフカ。
一番好きなシーン。
このシーンのすぐ隣りでナカタさんがジョニー・ウォーカーと対峙してるんだよね。
そちらのシーンの残虐性と正反対の静寂と暖かさに包まれたシーン。



調査員が訪れて、大島さんに詰め寄るシーン。
白熱する調査員に対して淡々と話す大島さん。
それをカフカは落ち着かない様子で見ている。
それが、椅子の下に回された手の指先に現れていた(笑)
大島さんが男ではないと、カフカも初めて知るシーン。
でも深く追求はしない。その素直な様子がとても、優弥くん自身とシンクロした。



ナカタさんと一緒に四国に行くことになった星野ちゃん。
そして、ナカタさんの最期を看取った星野ちゃん。
めまぐるしい展開の数々。
でも人物の意志がしっかりと生きていて、その一つ一つにグッと来た。



カフカが佐伯さんにあなたが母なのでは?と聞いているシーンだったかな?
二人の様子を見守るカラス。



カフカを森へ連れ出す大島さん。
その姿はさながら、リボンの騎士のサファイア(境遇も似てる笑)のよう(笑)
大島さんが寝ているカフカの元へ行き、慌てて起きて着替えるカフカ。
故郷の父の事件のこともあるので変装しなければならない。
サングラスも持っていくといい、と言われて手にするんだけど
私が見た公演でなんと、サングラスのグラス部分が外れてしまった!(笑)
カフカも思わず、あ、となって一度嵌らないか試みるんだけどダメで…
すぐ大島さん(と言うかハセヒロ様)が機転を利かせて「仕方がないよ」と声をかけてくれた。
優弥くんも慌てずその後の演技を続けられたのでとても安心した〜安心できた!



森へ行き、佐伯さんに会えたカフカ。
彼のすべての源。



森を抜ける。雨。すべてを包む雨。
きっと、カラスとの別れ。
霧が晴れて雨を受けるカフカ。
カフカの口元からは、佐伯さんから言われて口に含んだ佐伯さんの、母の血が流れています。
同時に訪れる安堵と寂しさ。
いつまでも、この世界に居続けたい。



カフカを迎えに来た大島さん。
カフカにネクタイを褒めてもらえてごきげんな大島さん(笑)




そして、幕。

久々に聞くシガー・ロス。
いつ、何度聞いても鳥肌が立ちます。

あの時、カフカとカラスとあの空間で同じ時を過ごせたこと、本当に幸せに思います。
ありがとう。
Y'u | 15:07 | comments(0) | - | さやか

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